🗓️ 2026年6月6日
星乃珈琲店でのモーニング──久しぶりの夫婦時間
今日はノリゴリ隊長のクリニック受診の日。エイリアン王子は遊びに出かけ、ノリゴリ隊長は引きこもり、ちび武士はお留守番、ミルク将軍は保育園に預けた。
嫁っちと星乃珈琲店でモーニング。いつものフレンチトースト。久しぶりに夫婦でのんびりできた。この時間、めちゃくちゃ大事だ。受診で相談する内容も夫婦で共有できた。
話しているうちに、嫁っちから「エイリアン王子の人の心が理解できないところ、昔のあなたみたい」と言われた。確かに、当時の僕は自分勝手でかなり嫁っちに辛い思いをさせていた。でも意識して知識と技術を身につけて、それなりのコミュニケーションが取れるようになったと思う。
逆に言えば、エイリアン王子もノリゴリ隊長も、経験と知識で技術を身につけて対応できるようになる可能性がある。「なんでわからないんだ」ではなく「今はまだ習得途中なんだな」という見方ができるようになってきた。
ただ、僕は知識で感情を言語化することを習得した。その同じことを息子たちに求めないように意識しようと思う。
クリニックでの両親聞き取り
クリニックでは両親への聞き取りが中心だった。不安を吐き出すことができて、少し気持ちが楽になった。ノリゴリ隊長の生きづらさを少しでも理解できた気がする。エイリアン王子のことも吐き出せた。
今日の受診でわかったことをまとめると、こうだ。
【ノリゴリ隊長について、今日わかったこと】
- 感覚過敏の傾向が強い
- 自分の身体の輪郭が不鮮明に感じている可能性がある
- 壁にもたれたり床に横たわったりするのは、接触することで「自分がここにいる」を確認しているかもしれない
- 幼い頃から「無」に対する恐怖心が強かった
- 消えてしまいそう、自分が曖昧になるような感覚を持っている可能性がある
- 人が気づかないポイントによく気づくのは、不明確な部分を常に意識しているからかもしれない
- WISCの結果はエイリアン王子と似た波形。視覚優位。できる・できないのギャップが大きい
- 以前の衝動的な暴力性は、このギャップの影響かもしれない
- 最近、暴力性が落ち着いているのは、あまり刺激を与えないようにしているのが良いかもしれない
今後意識すること:ノリゴリ隊長の感情を言語化しようとしない。不鮮明な部分を型にはめようとしない。次回の診察は8月下旬。
パルコでお昼、買い物、そして帰宅
お昼はパルコに移動してラーメン。2人だったので席もスムーズに取れた。店内を散歩して買い物して、ミルク将軍をお迎えして帰宅。
夕食は嫁っちがタコライスを作ってくれた。めちゃくちゃ美味しかった。
エイリアン王子が自分から謝った
エイリアン王子が今日も門限を破った。
今回は、約束を無視するなら僕も無視することにした。感情的にぶつかるのではなく、あえて反応しない。本人は戸惑っている様子だった。
少し落ち着いた頃に聞いた。
「雰囲気悪いよね? なんでだと思う?」
事実を確認して、心配と不安という第一感情を伝えた。パパとママが心配・不安になったのも事実だよ、と。
するとエイリアン王子が自分から謝ってきた。
「できるじゃん。いい方向に行くように考えて行動しようね」と返した。
今日はすごく疲れた。でも、自分から謝ってきたという事実は、記録しておきたい。
📝 振り返り分析
🦁 ライオン視点(論理・行動)
今日の受診で、ノリゴリ隊長への理解の解像度が上がった。「怠けて寝転がっている」ではなく「接触で自分の輪郭を確認している」かもしれない。「なぜできないの?」ではなく「どう感じているんだろう?」という問いに変えていく。
エイリアン王子への対応も、「反応しない」という選択をした。これまで何百回も注意してきた。だから今回は違うアプローチを取った。「雰囲気悪いよね?」という問いから入って、本人に考えさせた。結果として自分から謝ってきた。「謝らせた」ではなく「自分で謝った」。ここが重要だ。
🐰 うさぎ視点(感情・共感)
嫁っちに「昔のあなたみたい」と言われた時、正直ドキッとした。でも同時に、だからこそ理解できる部分があるとも思った。
ノリゴリ隊長が「消えてしまいそう」という感覚を持っている可能性がある——それを聞いて、今まで「なんで動かないんだ」と思っていたことへの見方が変わった。感覚過敏の子が感じている世界は、僕には見えていない部分がたくさんある。
そしてエイリアン王子が自分から謝ってきた場面。これまでの積み重ねが少しずつ形になっている気がした。
⚔️ 孫子の兵法|用間篇「正確な情報が戦い方を変える」
「明君賢将の動いて人に勝ち、成功衆に出ずる所以の者は、先知なり。」
優れた将が勝てるのは、正確な情報を持っているからだ——孫子の用間篇はそう言っている。
今日の受診は、まさに「先知」を得る場だった。ノリゴリ隊長がなぜそういう行動をするのか。エイリアン王子が今どういう状態なのか。専門家の視点を借りることで、今まで見えていなかった部分が見えてきた。情報の解像度が上がれば、対応の精度も上がる。
📚 ソフィーの世界「世界の不鮮明さと向き合う哲学」
ミヒャエル・エンデの「ソフィーの世界」は、「なぜ世界はこうあるのか」という問いから始まる哲学の物語だ。主人公は「当たり前」を当たり前と思わず、常に問い続ける。
ノリゴリ隊長の「不鮮明さへの感覚」は、もしかしたらその問いと近いのかもしれない。人が見落とすポイントに気づく繊細さ。消えてしまいそうな感覚との戦い。それはある意味、世界をものすごく深く受け取っているということでもある。
型にはめようとしない。不鮮明なまま受け止める。それが今のノリゴリ隊長には一番必要なことだと感じた。
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感想(4件)
☯️ バランス(今日の陰と陽)
🌑 陰(しんどかったこと)
🌕 陽(よかったこと)
エイリアン王子が今日も門限を破った
エイリアン王子が自分から謝ってきた
ノリゴリ隊長の生きづらさがまだ続いている
受診で解像度が上がり、理解が深まった
すごく疲れた一日だった
久しぶりに嫁っちとゆっくりモーニングできた
嫁っちのタコライスが最高だった
🌙 結び
ノリゴリ隊長の「取扱説明書」を作り始めた日だった。
消えてしまいそうな感覚と戦っている息子がいる。
不鮮明なまま受け止めることが、今一番の愛情かもしれない。
そしてエイリアン王子が、自分から謝ってきた。
疲れたけど、今日は確かに前進した。
