🗓️ 2026年5月13日
いつも通りの朝、いつも通りじゃない空気
朝ごはんを準備したけど、エイリアン王子とノリゴリ隊長はなかなか起きてこない。ちび武士はダラダラしている。ミルク将軍はいつもの時間にちゃんと起きて、食事もスムーズだった。
急いで片付けして、いつもの時間にミルク将軍と出発。ちび武士も嫁っちとケンカしながらも一緒に出て、ミルク将軍のカバンを持ってくれた。ダラダラしている上に嫁っちへの暴言はやめてほしい。お兄ちゃんズにも、そろそろもう少し協力してほしいな。
管理拠点での一日
8時から管理拠点へ。水質検査役務で契約した業者との連絡調整、会計監査の資料準備。ガッツリ残業する予定だったけど、嫁っちがお疲れの様子だったので早めに切り上げて帰宅した。
帰ると嫁っちは夕食の準備中。ミルク将軍はソファで静かに動画を見ていた。なんだかんだ平和でよかった。隣に腰掛けると、すかさず僕の上に乗ってきた。めちゃくちゃ幸せな瞬間だ。
嫁っちは仕事で上司に当たられたらしい。上司にも家庭の悩みがあるのかもしれないけど、部下にぶつけてはいけない。嫁っちに話させながら、毒を吐かせた。
テーブルの上のメモ
エイリアン王子のメモがテーブルに置かれていた。全部カタカナで書かれていた。
内容は「ママがスマホを没収するから、万引きとかしてしまう」というものだった。
認知のズレがひどい。まるで犯罪者の思想そのものだ。
嫁っちとミルク将軍と3人で夕食を囲んだ。エイリアン王子はまだ帰ってこない。ノリゴリ隊長は声をかけても返事しない。ちび武士はおやつを食べすぎたのか夕食はいらないと言っている。
会話のほとんどはエイリアン王子への不安。帰りが遅いけど、また何かやっていないだろうか。不安と不満は多いけど、嫁っちが作った生姜焼きは最高だった。ミルク将軍もパクパク食べて大満足。ミルク将軍の笑顔が、僕らの救いだ。
エイリアン王子との会話
片付けをしている頃にノリゴリ隊長が出てきて食事をしていた。エイリアン王子も帰宅した。塾の日ではないけど、自主的に塾に行っていたらしい。
嫁っちがエイリアン王子と話しているけど、全然会話にならない。メモの内容を本気で思っているんだろうな。嫁っちもかなり疲れている。
エイリアン王子には一言だけ伝えた。
「君の考えは否定しない。だけど犯罪したら刑務所に入る。万引きだと10年以内の懲役、50万円以下の罰金。社会にはルールがあるよ。今から刑務所に10年入ったら君は何歳?大好きなミルク将軍は何歳?」
考えてくれるかな。
ノリゴリ隊長との屁理屈バトル
ノリゴリ隊長もやたら嫁っちに突っかかってくる。
「なんで学校行かないといけないの?」「なんで早退したらダメなの?」
屁理屈ばかりで攻めてくる。
進学の意思があるなら、その目標に向けて勉強する必要がある。高校に入っても単位が取れなくなる。理由はたくさんある。でも一番正直なのはこれだ——「僕と嫁っちが安心したいから。日中、所在不明な状況にしたくない。」
説明しても「データは?」「根拠は?」と求めてくる。文部科学省のデータや統計学に基づくエビデンスを提示しても、不満と愚痴が続く。
とことん向き合ってやろうと、経験やデータ、知人の事例を丁寧に説明した。するとノリゴリ隊長の方が面倒になったのか、「もう部屋に戻っていい?」と聞いてきた。
僕がキッチンの片付け中だったので「ダメ、ちゃんと話するから待ってて」と伝えたら、勝手に部屋に戻っていった。
片付けを終えて部屋に行き、「なんで勝手に戻ったの?」と聞いた。
「戻りたかったから」と言う。
「出来るじゃん。自分で考えて行動したんでしょ。いちいち悩んでる暇があるなら、いい方向になるように行動しろよ。」
今のノリゴリ隊長はひたすら「可哀想な僕、悪いあいつ」の状態で、屁理屈や言い訳ばかりだ。
だから問い続ける。「じゃあ、どうする?」
友達と会いたくないならひまわり学級へ移動する。周りの音がうるさいならヘッドホンを着ける。できることはまだまだある。いい方向に進むように行動してほしい。
📝 振り返り分析
🦁 ライオン視点(論理・行動)
今日の2人との会話で意識したのは、「論破しない」ということだ。
エイリアン王子のメモの内容は明らかに認知が歪んでいる。でも「それは間違ってる」から入ると、防御反応が先に来る。だから「君の考えは否定しない」から始めて、そのあとに「だけど社会にはルールがある」へ繋げた。感情と現実を分けて話した。
ノリゴリ隊長の「なんで学校に行かないといけないの?」も同じだ。正論で押し込もうとすると終わらない。彼は「納得したい」タイプだから、データや事例を出しながら、最終的に「じゃあどうする?」へ戻す。この繰り返しが今の正解だと思っている。
🐰 うさぎ視点(感情・共感)
「スマホを没収するから万引きした」というメモを見た時、正直かなり頭に来た。でもその認知は、エイリアン王子の本音だ。否定しても消えない。受け止めた上で「でも社会はそうじゃない」を伝えるしかない。
ノリゴリ隊長が「戻りたかったから」と言って部屋に戻った瞬間、腹も立ったけど、「自分で考えて動いた」という事実でもある。そこを拾えたのは良かったと思う。
ミルク将軍がパクパク食べて笑う姿に、今日も何度か救われた。
⚔️ 孫子の兵法|謀攻篇「真正面から戦わず、相手を動かす」
「百戦百勝は善の善なる者に非ず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」
百回戦って百回勝つより、戦わずして相手を動かすことが最善だ——孫子の謀攻篇はそう言っている。
今日の会話はまさにこれだった。論破大会に持ち込むと永遠に終わらない。相手の言葉を一度受け止めて、「じゃあどうする?」という問いで現実へ引き戻す。正面からぶつかるより、この方が相手が自分で考え始める。
📚 嫌われる勇気(アドラー)「課題の分離」
アドラー心理学の「課題の分離」——これは「自分の課題」と「他者の課題」を切り分けることだ。
エイリアン王子の「スマホを没収されるから万引きした」という認知は、「自分の行動の責任」を「他者(親)のせい」にしている。ノリゴリ隊長の「なんで行かないといけないの」も同じ構造だ。自分の選択を、外の何かのせいにしている。
親にできるのは、情報と選択肢を渡すことだけだ。その先でどう動くかは、本人の課題だ。「じゃあどうする?」という問いは、課題を本人に返す言葉でもある。
☯️ バランス(今日の陰と陽)
🌑 陰(しんどかったこと)
🌕 陽(よかったこと)
エイリアン王子の認知のズレがひどかった
感情的にならず、ルールだけ伝えられた
ノリゴリ隊長の屁理屈バトルが疲れた
「出来るじゃん」と行動を拾えた
嫁っちが仕事でも疲弊していた
嫁っちの生姜焼きが最高だった
家族全員が噛み合わない夜だった
ミルク将軍の笑顔に何度も救われた
🌙 結び
論破しても、何も変わらない。
だから今夜も「じゃあ、どうする?」と問い続けた。
認知がズレていても、屁理屈ばかりでも、
課題を本人に返すことが今の正解だと信じている。
ミルク将軍の笑顔が、今日も最後の砦だった。
