不登校は「やる気」のせい?感覚過敏を知り、息子の困難に向き合えたクリニック受診記

育児×学び
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🗓️ 2026.04.18

ノリゴリ隊長のクリニック受診──家族みんなで

今日はノリゴリ隊長(次男・12歳)のクリニック受診日。ちび武士(三男・9歳)とミルク将軍(四男・1歳)も一緒に行動した。エイリアン王子(長男・14歳)は車整備の修行には行かないようだ。今はハーリー優先なのかな。

クリニックでは先にノリゴリ隊長が問診、その後に保護者への聞き取りがあった。保護者の聞き取り中、ちび武士がミルク将軍を見てくれていたおかげで診察に集中できた。ありがとう、ちび武士。


初回カウンセリングの所見──ノリゴリ隊長が抱えていたもの

お医者さんから共有された内容に、正直驚いた。

①感覚過敏の可能性

蛍光灯の光が強く感じられる。周囲の話し声や物音に敏感だ。これらが組み合わさると、教室という環境そのものが強いストレスの場になっている可能性がある。

②身体感覚の特性

痛みに対する感覚が鈍い傾向がある。視界に入らない位置での身体操作が苦手で、例えば背中側での動作や紐を結ぶことが難しい。自分の身体のパーツの位置の把握が弱い可能性があり、力の調整も難しい。

一般の人が無意識に把握している「今、自分の背中がここにある」という感覚が掴みにくい状態だ。スマホを叩いて割れてしまうのも、この力加減の難しさから来ている可能性がある。

③感覚の補正行動の可能性

身体が何かに触れていることで自分の身体の状況を把握しようとする傾向がある。厚手の衣類を好んだり、横になったり壁にもたれたりするのは、接着面を増やして安心感を得ている補正行動かもしれない。また自律神経のバランスが崩れていることで、胃腸への影響も出ている可能性がある。

現時点でできる配慮

  • 蛍光灯の直下を避ける座席配置
  • 音刺激の軽減、必要に応じてイヤーマフ等の使用
  • 別室対応や短時間対応など、本人のペースに配慮した関わり

今後の予定

  • 来月:知能検査(WISC)実施予定
  • 親・学校へのアンケートと聞き取り
  • 検査結果を踏まえた診断

「気のせいじゃなかった」──認識が変わった日

ノリゴリ隊長は僕が思っていたよりはるかに困難を抱えていたんだな、と思った。

以前は「気のせいだ」と強制的に登校させていた。でもエイリアン王子の件があってから100歩引く意識をしていた。それが今日、報われた気がした。

本人の辛さを理解できれば、もう少し優しく対応できたかもしれない。まだ診断結果は出ていないけど、彼の辛さを少しだけ理解できたような気がする。受診してよかった。


ライカムでお昼──ミルク将軍とはもうデパート行かない

せっかく外出したのでライカムへ。フードコートでそれぞれ好きなものを食べた。嫁っちは鳥玉のチキン南蛮、ノリゴリ隊長とちび武士はマック、僕はつけ麺。ミルク将軍には僕と嫁っちから分けてあげた。

店内をお散歩。ノリゴリ隊長は単独行動。嫁っちはアクセサリーを求めてお店巡り。ちび武士も一緒に行動してくれた。

問題はミルク将軍だ。思う存分歩かせているが、どうしても陳列された商品を倒したがる。止めると発狂する。

ミルク将軍とはやっぱり公園だな。もうデパートには連れて行かない。

帰りの車でミルク将軍は爆睡。そりゃそうだ、たくさん歩いたもんね。帰宅して僕もお昼寝で爆睡した。

夕食と、エイリアン王子の深夜帰宅

夕食は嫁っちが千切りキャベツの鍋を準備してくれていた。お昼の外食で胃もたれした分、優しくて美味しかった。結局食べすぎた。ノリゴリ隊長は食べずに引きこもっていた。

エイリアン王子は塾。23時を過ぎても帰ってこない。電話すると友達といるようだが、門限は破っている。事故などに巻き込まれなければいいけど、ルールの線引きはちゃんとしなきゃいけないな。


📝 振り返り分析

🦁 ライオン視点(論理・行動)

  • 「100歩引く意識をしててよかった」:もし「気のせい」「甘え」と押し続けていたら、今日の診察にも繋がっていなかった。エイリアン王子の件で学んだ「百歩引く」がノリゴリ隊長を救う入口になった。過去の経験が次の家族を守る──これが「学びを活かす」ということだ。
  • 「場所選びミスってるだけ」──ミルク将軍のデパート問題:陳列を倒したい・触りたいのは感覚探索だ。ミルク将軍に問題があるのではなく、場所が合っていないだけ。デパートではなく公園。これだけで全員が楽になる。
  • エイリアン王子への最低ラインのルール:「事故なければいいや」という気持ちは理解できる。でも門限・連絡義務の最低ラインだけは維持しないと、ズルズルと境界線が曖昧になる。ここは丁寧に整理しよう。

🐰 うさぎ視点(感情・共感)

  • 「もう少し優しく対応できたかな」:この言葉が今日の核心だ。責めているのではなく、理解が追いついていなかっただけだと気づけた。過去を後悔するより、これからの接し方に活かすことの方が大切だ。
  • ちび武士がミルク将軍を見ていてくれた:診察に集中できたのはちび武士のおかげだ。9歳がチームとして機能している。この子の存在が、今日の家族を支えていた。
  • ノリゴリ隊長の「教室=地獄環境」という現実:光がまぶしい、音がうるさい、身体感覚も不安定──これが重なった教室に毎日行くことがどれほど消耗することか。ノリゴリ隊長の辛さを想像すると、胸が痛くなった。

⚔️ 孫子の兵法:謀攻篇「彼を知り己を知れば、百戦して殆からず」

今日、ノリゴリ隊長のことを初めて「知った」。

感覚過敏、身体感覚の特性、補正行動──これがノリゴリ隊長という人間の地図だ。知らずに戦えば消耗するだけ。でも今日から、この地図を持って向き合える。知ることが、最大の武器だ。

📚 +α:アドラー心理学「勇気づけ──理解から始まる支援」

アドラーは言う。人間の問題行動の多くは「能力の欠如」ではなく「勇気の欠如」から来ていると。そしてその勇気を与えるのが「勇気づけ」だ。

でも今日わかったことがある。ノリゴリ隊長の場合は、勇気の前に「環境の調整」が必要だ。どれだけ勇気づけても、教室の光と音が本人に強いストレスを与え続けていれば、前に進むのは難しい。

まず環境を整える。それが今のノリゴリ隊長への最大の支援だ。

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バランス(今日の陰と陽)

ノリゴリ隊長の困難の大きさを知った重さ(陰)

理解が深まった安堵(陽)

ミルク将軍のデパート発狂(陰)

ちび武士のサポートと爆睡で帰ったミルク将軍(陽)

エイリアン王子の深夜帰宅(陰)

塾を頑張っているという事実(陽)。

知ることは怖いけど、知らないよりずっといい。今日はその一歩を踏み出した日だった。


結び:やる気の問題じゃなかった。

「なんで動かないの」と思っていた。
「気のせいだ」と思っていた。

でもノリゴリ隊長には、ちゃんと理由があった。
光が強く、音が痛く、身体の感覚も不安定で。

受診してよかった。
これからは、地図を持って向き合える。

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