🗓️ 2026.03.30
雨の朝──嫁っちの気遣い
ミルク将軍(1歳)と歩いて登園しようとしていたら、雨が降り出した。嫁っちが気を利かせて送迎してくれることになった。こういう小さな気遣いが、一日の始まりをやわらかくしてくれる。
職場に届いた、重い知らせ
出勤すると、霊安室に遺体があるという情報が入った。その部屋は普段ほとんど使われることのない場所だ。しかし今日、改めてその部屋が「そのためにある部屋」だと認識した。
亡くなったのは22歳の若者だった。自ら命を絶ったらしい。
可哀想、という言葉より先に、不満が出てきた。
死ぬぐらいなら、もっとなんでもできたのに。
22歳ならまだ何だってできた。どんな選択肢だって残っていたはずだ。残された遺族のことを思うと、不憫で仕方がない。
どうか、安らかに。
書類の山と、ギリギリの納期
気持ちを切り替えて、仕事に向かう。書類整理、受水槽の清掃委託、産業廃棄物の運搬処分。どちらも納期は明日まで。書類の不備もあり、ギリギリになってしまった。
重い一日の中で、目の前の仕事を淡々とこなす。それしかできなかった。
同僚の転出行事──4年間、お疲れ様でした
夕方には、職場の仲間の転出行事があった。大勢の職員が見送りに集まってくれて、盛大に送り出すことができた。先輩の万歳三唱もしっかり決まった。
4年間の勤務、お疲れ様でした。新天地でも安全第一に、お体に気をつけて頑張ってください。
少し残業して帰宅。
玄関の前で聞こえた笑い声
玄関を開ける前から、お風呂場からミルク将軍の楽しそうな声が聞こえた。
エイリアン王子と一緒にお風呂に入っている。
その声を聞いた瞬間、今日の重さが少しだけ溶けた気がした。
みんなはすでに夕食を終えていた頃。僕の分の塩豚丼が準備されていた。めちゃうまで、とてもありがたかった。
今日はみんな落ち着いて、それぞれの時間を過ごしている。その静けさが、今日は特別に尊く感じた。
📝 振り返り分析
🦁 ライオン視点(論理・行動)
- 感情をいったん横に置いて仕事をする:重い知らせを受けた後も、書類整理・現場手配を淡々とこなした。感情と行動を切り分ける力は、長年の現場仕事で培われたものだ。ただし「切り分ける」ことと「蓋をする」ことは違う。今日は家に帰ってからちゃんと感じた。
- 送り出す行事の意味:同僚の転出行事に大勢が集まったのは、4年間の関係性の積み重ねだ。日頃の信頼が、あの場の温かさになる。
- ギリギリを反省する:納期ギリギリは自分への戒め。重要な書類ほど早めに動く。これは明日からの課題だ。
🐰 うさぎ視点(感情・共感)
- 22歳への不満と悲しみ:「可哀想」より「不満」が先に来たのは、それだけ生きることへの執着を持っているからだと思う。死を惜しむ気持ちが怒りに変わる──それは命を大切にしているサインだ。
- 玄関前の笑い声:ドアを開ける前に聞こえたミルク将軍の声。あの瞬間に今日の重さが少し溶けた。子どもの笑い声は、思ってる以上に人を救う。
- 塩豚丼の温かさ:何も言わなくても用意されていた夕食。嫁っちは今日の重さを知らなくても、ちゃんと帰りを待っていてくれた。それだけで十分だった。
⚔️ 孫子の兵法:始計篇「道とは民をして上と意を同じくせしむるものなり」
同僚の転出行事に大勢が集まったのは、リーダーと職員の間に「道」があったからだ。命令ではなく、共に働いてきた信頼が人を動かす。
22歳の若者が孤独の中で追い詰められたとしたら、その「道」がどこかで途切れていたのかもしれない。職場でも家庭でも、「一人じゃない」と感じられる環境を作ることが、何より大切だと改めて思う。
📚 +α:スラムダンク「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
安西先生のあの言葉は、バスケットボールの話だけじゃない。
22歳で諦めてしまった命のことを思うと、この言葉が胸に刺さる。試合はまだ終わっていなかった。どんな状況でも、コートに立ち続けることが大切だった。
エイリアン王子が今、色々とやらかしながらもまだコートに立っている。ノリゴリ隊長が距離を置きながらも、ちゃんと家に帰ってくる。それだけで十分だ。立っている限り、試合は続く。
バランス(今日の陰と陽)
22歳の命(陰)と、1歳の笑い声(陽)。ギリギリの書類仕事(陰)と、同僚を盛大に送り出せた温かさ(陽)。
重い一日だったけれど、玄関の前で聞こえたあの笑い声が今日を救ってくれた。
結び:生きているから、笑える。
22歳は、もうコートに立てない。
だから僕は、立ち続ける。
玄関の前で聞こえた笑い声。
用意されていた塩豚丼。
これが、生きているということだ。
