雑炊とグリンチ。「見えない敵」との戦いと、家族の回復力

🗓️ 2025.12.15

朝ご飯は雑炊。昨日の鍋のお出汁がとてもいい感じで、寒い朝に贅沢なスタートを切れた。体も心も温まる、最高の朝食だったな。

嫁っちに車で送ってもらったんだ。みんな便乗して乗車。ミルク将軍を保育園に送り、ちび武士を小学校の近くに送り、僕を職場まで送ってもらった後、中学生組を学校まで。まるで家族専用のタクシーだよね。感謝しかない。

久しぶりの職場復帰。なんだかそわそわして落ち着かない。

出勤早々、いきなりトラブルが発生したよ。「総務課と会計課の事務室のコンセントが使えない」って話だ。

隣同士の部屋だから、分電盤の回路が同じでトリップしたんだろうと思って確認に向かったんだけど、ブレーカーが落ちてる形跡はない。一瞬パニックになったんだ。目に見える原因がない、まさに「見えない敵」との戦いだよ。

回路図を追って遮断機を確認したら、なんと使用されていないはずの遮断機にたどり着いた。一つずつ確認したら、違う分電盤の遮断機に接続されていて、それがトリップしていたんだ。

単純に解決できたからよかったけど、回路が複雑に絡まりすぎていた。恐らく、過去の管理している人が、故障した遮断機を誤魔化して、別の回路に繋いだんだろうな。古い建物あるある、ってやつだよ。

午前中は一息ついて受水槽に塩素注入したり、不在時に申し送った施設管理経費の報告の確認、そして一週間分のメールチェック。午後は消防訓練の参加。正直、作業が進まない一日だったな。

定時で上がり、ミルク将軍のお迎え。ちび武士とローソンで待ち合わせして3人で一緒に帰宅。

その頃、嫁っちはエイリアン王子の事情聴取のため警察署へ。ノリゴリ隊長も巻き添えで同行。

今後の流れとして、エイリアン王子は家庭裁判所で注意などの判決を受けるらしい。

家族にとって、一つの山を越えたという感じだよ。しかし、これで終わりじゃない。問題行動が「裁判所」という公的な場所でジャッジを受けるという経験を、エイリアン王子がどう受け止めて、どう行動を変えていくか。ここからが本当の戦いなんだよね。

夕食の準備のためちび武士にミルク将軍の遊び相手になってもらった。夕食はオムライスと味噌汁。どちらも結構な量を作ったけど、みんな「美味しい」と沢山食べてくれたのが嬉しかったよ。

特にノリゴリ隊長から「パパのオムライスってなんかいいよね」と不思議な褒め言葉をいただいたんだ。単なる「美味しい」じゃなくて、「なんかいい」。これは、僕が家族のために料理をする時間や、その雰囲気を褒めてくれているんだろうね。最高の承認だよ。

少し遅れて嫁っちたちが帰宅し、みんなでオムライスを食べた。

食後、ちび武士がポップインアラジンで『グリンチ』を鑑賞。片付けなどをしながら横目でちょいちょい見てたんだけど、本当にいい映画だと思ったよ。

思想や行動が悪い緑の人が、自分の誤ちに気づいて、最後はちゃんと謝って、みんなに受け入れられていた。

物語が学べることって、本当にたくさんあるよね。

僕たちの課題であるエイリアン王子にも、この「自分の過ちを認める」「素直に謝罪する」「そして、許しを請い、受け入れられる」という、回復のプロセスをぜひ見習ってもらいたいな。

ノリゴリ隊長の「パパのオムライスってなんかいいよね」は、「料理の味」だけでなく、「パパが作ることで生まれる安心感」や「家族団欒の雰囲気」を評価しているサイン。味だけでなく、その行為がもたらす情緒的な価値を承認する、最も深い褒め方なんだ。

孫子曰く：「治に居て乱を忘れず」
- 分電盤のトラブル解決は、過去の管理者の「奇兵」（誤魔化し）を暴いた勝利だ。しかし、今回の解決をもって油断してはならない。特に古い建物では、目に見えない複雑な欠陥が潜んでいる可能性が高い。平穏な時こそ、常に次のトラブル（乱）に備えて、回路図などの「地」を把握し直す努力が必要だ。
戦い後の「収束」と「回復」
- エイリアン王子の件は、警察、裁判所と進むことで「戦い（トラブル）」が公的に収束していく。しかし、本当の勝敗は判決後にある。グリンチのように、過ちを認め、謝罪し、家族に受け入れられるという「回復」のプロセスを完了させるよう、親として導くのが最終目標だね。

リスク管理： 分電盤のトラブルに対し、過去の経緯を推定し、複雑な回路を追って根本的な原因（トリップした遮断機）を特定・解決した。これは、「目に見えるものだけが全てではない」という論理的思考の勝利だ。
家族の進展： エイリアン王子の件が家庭裁判所へと移行したことで、問題に明確な線引きがされた。この線を基に、今後の再発防止策を練る必要がある。