🗓️2025.12.8(月)
今朝はかなり早い。
エイリアン王子が修学旅行に出発する日。
まだ暗い5時、家の気配も静かなまま準備を済ませ、嫁っちが車で空港まで送ってくれた。
玄関で最後にグータッチ。
その瞬間、ふだん張っていた“何か”がふっと切れた感じがして、扉が閉まったあとの数秒で涙がポロポロ。
寂しいとか不安とか、そういう一本線の感情じゃなく、
“張ってきたものがほどけた時の涙”に近い。
自分でも理由がつかめなくて、でも自然に出てきた涙だった。
気持ちを整える暇もなく、今日は僕のフォークリフト講習の初日。
子どもたちの朝食を作り、嫁っちにミルク将軍の送迎をお願いして、タイムリミットぎりぎりで家を出た。
講習会場までは車で1時間。
意外と移動に時間がかかり、受付はほぼラスト。
「この時点で今日長くなるな…」と察したけど、その予感は的中した。
午前中は荷役に関する知識。
淡々とした講師の声、テキストのページが合わない、眠気の波……
まさに三重苦。地獄ステージ。
正直、何度も意識が遠のきかけたけど、踏ん張った。
午後の力学はまだマシ。
元々好きなジャンルだから理解が追いつくぶん、まだ戦える。
最後の関係法令は講師の話がうまくて、逆に一番わかりやすかった。
終了試験もなんとか集中しきった。
終わった頃には脳のキャパ、ほぼゼロ。
帰宅したのは20時手前。
家族はもう夕食を終えていて、テーブルには嫁っちが用意してくれた皿が一つ。
ひとりで食べるあの“ふっと来る静けさ”が胸に刺さりかけた瞬間、
ミルク将軍が横にちょこんと座ってきた。
どうやら一緒に食べてくれるようだ
ちび武士も近くでよく話しかけてくる。
ひとり飯になるはずが、気づいたら賑やかな食卓。
この時間、ほんとに救いになる。
◆ 今日の発見メモ
「人は、出発する前が一番ざわつく」
→ エイリアン王子が不在の朝の涙は“弱さ”じゃなくて、緊張が解けた時に出る自然反応。
戦でも準備完了の瞬間に気が緩むのと同じ。
心理学的にはストレス反応らしい
人は“高負荷が途切れた瞬間”に感情が溢れる。
今日の涙は身体の自動回復システムみたいなものかな。
◆ ライオン視点(論理・行動)
・早朝から家族の段取りを全部回して、自分の講習にも間に合わせた。
・眠気・分かりづらさ・時間の長さの中でもサボらずやり切った。
・エイリアン王子の旅立ちに向けて、きちんと心の状態を整えて送り出した。
◆ うさぎ視点(感情・共感)
・玄関でのグータッチに“父としての想い”が溢れた。
・ひとり夕食の前の一瞬の孤独、その影。
・ミルク将軍が横に来てくれた温度で一気に救われた。
◆ バランス(どう整えた?)
・行動の段取りはライオンで、
・心のケアは家族が自然と支えてくれてうさぎに。
・負荷と回復の波を、なんとか今日も均衡点に戻せた感じ。
◆ まとめ
今日は、
「張りつめた朝」から「救われた夜」へ、心が大きく揺れ動く一日。
エイリアン王子を信じて送り出し、
講習をやり切り、
最後に家族が温度を戻してくれた。
明日も早い。
けれど、今日の最後のミルク将軍との“となりの食卓”が、明日のエネルギーになる。

