🗓️ 2026.01.24
外交1日目
土曜日。わが家では毎年恒例となっている、名護への桜見物に行く予定だった。
しかし、出発直前に長男・エイリアン王子がドタキャン。
残りのメンバーで出発したものの、車内ではノリゴリ隊長とちび武士の態度が悪く、雰囲気は最悪。長距離移動の安全も考え、嫁っちの提案で思い切って「中止」を選択した。
予定は狂ったけれど、執着はしない。
兄二人を自宅に降ろし、僕と嫁っち、そしてミルク将軍の三人で瀬長島へと向かった。
瀬長島の青空と、自宅カフェの贅沢
瀬長島は、雲ひとつない青空。冷たい風が心地よく、最高の散歩日和だった。
着陸する飛行機を間近に眺めながら、お気に入りのパン屋さんで買ったパンを頬張る。海には色とりどりのウィンドサーフィン。将軍も広い場所を走り回って、ご機嫌。
お昼は「家で待つ息子たちとも一緒に食べよう」と、自宅でカフェメニューを楽しむことに。
嫁っち特製のエビのトマトクリームパスタ。フェットチーネが上品で、エビもプリプリ。「お店より美味い!」とノリゴリ隊長もちび部士も大喜びだ。
エイリアン王子の分も準備していたけれど、本人は不在。午後はポカポカ陽気の中でお昼寝。最高の休息になった。
宇宙人外交、初の実践。
21時過ぎ、ようやくエイリアン王子が帰宅した。
友人と釣りに行って遅くなったらしい。本人は釣果に満足したのか、上機嫌で話してくる。
今までの僕なら、ここで爆発していただろう。
心配したこと、門限を破ったこと、連絡がなかったこと……。
けれど今日は、心に決めた合言葉があった。
「怒りではなく戦略で。説教ではなく外交で。」
僕は感情を一切乗せず、事実だけを確認した。
「遊びに行く前にメモを残す約束だったけれど、今日はなかったね」
「門限を過ぎていたね」
彼は楽しそうに今日の出来事を話している。
僕たちの心配やイライラとは、まだ別の惑星にいるような感覚。
それでも、今日は爆発しなかった。叱るのではなく「通信規格(プロトコル)」を確認しただけ。
まとめ:外交は始まったばかり
宇宙人外交はまだ始まったばかりだ。
僕たちの常識や感情をぶつけても、今の彼には「ノイズ」としてしか聞こえない。
今はただ、淡々と事実を積み重ね、こちらの言葉が届く「距離」と「チャンネル」を探っていく。
爆発しなかった自分を、今日は褒めてやりたい。
明日は今日よりも少しだけ、彼との交信がスムーズになりますように。
📝 今日の発見メモ
心理学の視点:情動の切り離し(ディ detachment)
- 今日の僕の対応は、専門的には「情動のデタッチメント」といって、相手の問題行動に巻き込まれずに冷静さを保つ高度なスキルらしい。長男の「満足そうな様子」にイラつかず、ただ「事実」を提示したことで、僕自身のメンタルも守られたはずだ。
孫子の兵法:軍争篇「迂を以て直となす」
- 孫子曰く:「迂(う)を以て直(ちょく)となし、患(かん)を以て利となす」
- (遠回りをすることで近道とし、困難を逆手に取って利益に変えよ。)
- 名護行きを中止し、瀬長島へ切り替えた判断。そして怒鳴るのをやめて事実に徹した対応。これらはすべて、最短距離で解決しようとして自滅するのを防ぐ「最高の遠回り」なんだ。
ライオン視点(論理・行動)
- サンクコストの切り捨て: 「名護への移動時間とガソリン代」というコストに執着せず、車内の雰囲気が悪いと判断した瞬間に撤退。全体の安全と幸福度を優先した。
- 一貫したプロトコルの維持: 診断結果に基づく「感情抜き・事実のみ」の対話を実行。初日から高い再現性。
うさぎ視点(感情・共感)
- 瀬長島のパンと飛行機: 予定変更があったからこそ出会えた穏やかな時間。将軍の笑顔に癒やされたね。
- 嫁っちのパスタ: 家族みんなのことを思って作る料理。長男がいなくても彼の好物を準備する、その「消えない愛」が尊いよ。
バランス(どう整えた?)
- 「中止」というネガティブな要素、それを「瀬長島」「パスタ」というポジティブな要素で上書き。
最後は「宇宙人外交」の実践という建設的なまとめにすることで、「困難への向き合い方」のヒントを構成にした。
結び:外交官の夜
美味しい鍋を囲み、温かい布団に入る。
エイリアン王子との交信はまだノイズだらけだけれど、
少なくとも、僕と嫁っちの通信は今まで以上に強固になっている。
それで十分だ。
おやすみ、わが家の大きな宇宙。

