【謝罪行脚】泥を被る覚悟。社会の厳しさと、親として守るべき一線。

育児×学び
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🗓️ 2026.01.11

気持ちいい天気のはずなのに

日曜日。空は晴れ渡り、気持ちのいい天気のはずなのに、僕の心はどんよりと重い雲に覆われていた。
今日は、長男・エイリアン王子が過ちを犯した各店舗へ、謝罪と弁償に回る日だ。

朝から嫁っちと協力し、各店舗へアポ取りの電話を入れる。
スマホを持つ手が重い。けれど、これが今の僕たちにできる唯一の、そして最大の「責任」の取り方だ。

各店舗での対峙。社会の厳しさと慈悲。

まずは大型商業施設内の雑貨店へ。スムーズに案内していただき、謝罪と弁償を受け入れてもらえた。
次にサブカルチャー系ショップ。忙しい合間を縫って対応していただいた店員さんの姿に、申し訳なさが募る。

そして家電量販店
本来なら被害届を出し、警察に委ねるべき事案。けれど、保護者が揃って誠実に謝罪に来たということで、今回は謝罪と弁償を受け入れていただけた。社会の厳しさの中に、ほんの少しの「慈悲」を感じ、胸が締め付けられる思いだった。

最後は総合スーパーへ。
直接サービスカウンターで責任者の方を呼び出していただき、奥の事務室へ。責任者の方と、保安係の担当者が対応してくれた。
長男自身の口から謝罪をさせ、犯行の詳細と時系列を説明する。
そこには、僕たちの言葉では届かない「現実の厳しい言葉」があった。しっかりと、逃げ場のない正論で叱ってもらった。

ここでは謝罪と弁償は一旦保留。後日、一緒に行動した友人とその保護者と共に、改めて伺うことを約束した。
お忙しい中、真摯に対応してくださった各店舗の皆様には、感謝の言葉しかない。

鍋の温もりと、揺るがない覚悟

帰宅して、心身ともに疲れ果てて崩れ落ちるように休憩した。
夕食は、温かいお鍋。
冷え切った心と体を温めるには、家族で囲むこれが一番の薬だ。

昨日の検査結果を思い出す。
知能指数は平均より少し下というだけで、決して「わからない」わけじゃない。障害があるわけではないのなら、根気強く、何度でも伝え続ければ、いつか必ず届くはずだ。

「更生するためなら、どんな罰でも受け入れる」

僕の中には、もう迷いはない。その覚悟は、今日頭を下げ続けていく中でより強固なものになった。

夕食後、学校と現状を共有し、今後の指導について協力を仰ぐための資料作成に取り掛かった。
家庭、学校、そして社会。すべてが連携して彼に向き合うための「土台」を、今、僕が作るんだ。


📝 今日の発見メモ

心理学の視点:モデリング(観察学習)

  • 今日、僕ら夫婦が店舗で頭を下げ、誠実に対応する姿を、長男は横でずっと見ていたはずだ。これが心理学でいう「モデリング」。言葉で「反省しろ」と言うより、親が自分のために泥を被る姿を見せることの方が、長期的に彼の「良心」を育てる強い刺激になるらしい。今日の一歩は無駄じゃない。

孫子の兵法:謀攻篇「其の全きを以て天下に争う」

  • 孫子曰く:「其の全(まった)きを以て天下に争う。故に兵鈍(にぶ)らずして、利全(まった)からしむ」
    • (すべてを傷つけずに収めることで、勝利の利益を完全にせよ。)

ライオン視点(論理・行動)

  • 迅速かつ徹底した事後対応: 放置せず、一日で複数の店舗を回りきる実行力。社会的なけじめを最優先に動いた。
  • 情報の文書化: 学校への協力願いを資料にまとめることで、主観を排除し、多角的な支援体制を構築しようとする論理的アプローチ。

うさぎ視点(感情・共感)

  • どんよりした朝: あの重い気持ち、本当に辛かった。それでも逃げずに家を出た。
  • お鍋の優しさ: 事務室の冷たい空気のあとの、お鍋の湯気。家族の絆が少しでも温まった。

バランス(どう整えた?)

  • 「謝罪」という極めて精神的に苦しい行動を、「鍋」という癒やしと、「資料作成」という前向きな建設的行動で挟み込んだ。

まとめ:泥を被ったその先に

今日、僕が下げた頭の分だけ、
家族の再生への道が、少しだけ平らになったと信じたい。

店長さんたちの厳しい言葉を、長男がどう受け止めたかはまだわからない。
でも、僕たちはもう逃げない。
どんなに泥臭くても、この子の手を引き、正しい道へと導いていく。

明後日は、学校への相談。
一歩ずつ、確実に。僕たちの戦いは続く。


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