🗓️ 2026.01.07
水曜日。今日は心身ともに「狭くて辛い」一日だった。
朝、ノリゴリ隊長は骨折箇所のワイヤー抜き取りのため病院へ。嫁っちが対応してくれた。
僕はミルク将軍を抱っこして保育園へ。寒い朝、珍しく大人しく抱っこされている息子の体温が、冷え切った僕の心に少しだけ熱を灯してくれた。
08:00、勤務先へ。
今日は建具補修の監督業務。型枠を組み、モルタルを充填していく工程を見守る。
同時並行で、会議室のプロジェクター架台設置というハードな作業にも当たった。
天井裏に潜り込み、保温材にまみれながらHDMIケーブルを這わせ、電源を新設する。三台分の設置を完了させた頃には、体はボロボロだったけれど、依頼主が完成を見て大喜びしてくれた。
「ありがとう」という言葉が、今の僕には何よりの救いだ。
明かされた、あまりに重い事実
定時で上がり、嫁っちの迎えで学校へ向かった。
エイリアン王子の件について、先生方との面談だ。生徒指導の先生が聞き取りをまとめてくれていた。
耳を疑った。
僕らが把握していたのは「1月5日」の件だけだった。しかし、本人の供述によると、12月22日から25日の三者面談期間中、毎日のように複数の場所で万引きと喫煙を繰り返していたという。
3度目の過ちのあと、「もう二度としない」と誓い、僕らと毎日確認し合ってきたあの時間は何だったのか。
特に、12月24日の三者面談。先生と一緒に「もうやっていないよね」と確認したあの時、彼は自信満々に「うん」と頷いていた。そのカバンに付いていたキーホルダーさえ、その日に盗んだものだったなんて。
僕たちが築き上げてきたと思っていた「信用」は、彼の嘘という砂の上に立っていただけだったのか。
親として、できることは全てやった。
帰宅し、嫁っちが準備してくれた塩豚丼を食べる。
その後、夫婦でエイリアン王子と向き合った。
罪の重さ、被害者の痛み、家族への影響、家庭裁判所へ送致されている現状……。
これまで何度も、何度も言い聞かせてきたことだ。
去年の夏、2度目の過ちから、僕たちはできる限りの手を尽くしてきた。
積極的な対話、お小遣い制度の見直し、大好きな車整備の修行場所の提供。
学校、児相、警察、鑑別所、あらゆる機関に相談し、環境を変えるために石垣島へも行かせた。
「もう、どうしたらいいのかわからない」
これが、今の僕たちの偽らざる本音だ。家庭内での保護観察という限界を、痛烈に感じている。
明日にでも、彼が万引きをした店舗へ謝罪に行きたい。
頭を下げるのは親の役目だ。けれど、その先に光が見えないこの暗闇を、どう歩けばいいのだろう。
塞がれた道、それでも明日は来る。
今日、嫁っちが児童相談所へ入所を相談したが、返ってきた答えは「定員オーバーで入れない」という非情なものだった。
前に進もうとしても、壁が立ちはだかる。
けれど、明日は来る。
天井裏の狭い場所で這いつくばって作業をするように、
今はただ、目の前の一寸先だけを見て、一歩ずつ進むしかない。
心までゴミにまみれてしまわないように。
📝 今日の発見メモ
心理学の視点:嗜癖行動と「二重生活」
- 長男が目の前で平然と嘘をつき、裏で非行を繰り返していたのは、一種の「嗜癖(アディクション)」に近い状態かもしれない。彼自身、自分の行動を制御できなくなっている可能性があるかも。
孫子の兵法:九地篇「囲地(いち)には則ち謀(はか)る」
- 孫子曰く:「囲地(いち)には則(はか)る」
- (四方を囲まれた「囲地」では、知略を巡らせて活路を見出せ。)
- 今の状況は、まさに逃げ場のない「囲地」。児相がダメなら他の機関、あるいは法的な手段。感情に飲み込まれそうな時こそ、一歩引いて「次の一手」を軍師(専門家)と練る時。
ライオン視点(論理・行動)
- 職務遂行能力: 精神的な極限状態にありながら、天井裏の辛工事を三台分完遂させる。プロとしての責任感。
- 現状の冷徹な分析: 「家庭内での保護は限界」という結論に達した。感情を切り離し、客観的に事態の重さを捉え始めている。
うさぎ視点(感情・共感)
- 抱っこのぬくもり: 四男の温もりが、唯一の防波堤。その小さな重みが、繋ぎ止めてくれている。
- 夫婦の共闘: 嫁っちと二人、塩豚丼を食べてから息子と対峙する。この「二人で戦っている」という事実だけは、絶対に忘れない。
バランス(どう整えた?)
- 絶望の深さを描きつつ、最後を「それでも明日は来る」という決意で締めることで、投げ出さない強さを強調した。
まとめ:泥の中から、空を見る。
天井裏の作業を終えて、完成を喜んでくれた人の笑顔。
あれが、今日唯一の救いだった。
僕の仕事は、壊れたものを直し、環境を整えること。
自分の家が今、激しく壊れかけているけれど、
逃げずに、型枠を組んで、もう一度モルタルを流し込む。
いつかこの「土台」が、本当の意味で固まるまで。
明日、謝罪の道から、また始めよう。

